生活習慣病と健康食品⑥
<プロバイオティクス>
健康によい働きをする微生物の総称。
最近注目を浴びていて、いろいろな商品に配合されている。
腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整えるビフィズス菌や、胃潰瘍の原因になるピロリ菌を抑制する乳酸菌などがそれにあたる。
<トリファラ>
インド伝統医学アーユルヴェーダで古くから利用されてきたハーブ。
ハリータキー、ビヒータキー、アーマラキーという3つの果実を乾燥させてブレンドしたものをいう。
腸のはたらきを整えることから、便秘薬、結腸の組織を回復させる効果がある。
<乳酸菌>
乳酸発酵に関係する細菌の総称。
乳酸菌の中には人間の腸内に住むものもあり、ビフィズス菌やアシドフィルス菌がその代表。
通常は、腸内細菌の20%を善玉菌である乳酸菌が占めるが、加齢や食生活、抗生物質の服用などによって善玉菌が減り、悪玉菌の割合が増えてしまう。
二つの菌のバランスがくずれると、下痢や便秘などの症状がでる。
<ナットウキナーゼ>
納豆菌が作り出す成分のこと。
納豆に含まれ、血栓を溶かす効果がある。
納豆菌は生きたまま腸内に届くので、善玉菌に働きかけて腸内環境を整える。
血液をサラサラにしてくれるので、脳梗塞などの予防にもなる。
ほかには肝臓の機能も高めてくれる。
脳の血栓がつまるのは夜間、明け方に起こりやすいので、夕食時に摂取するほうが効果的。
ただし、ワーファリンなどの抗凝固剤との併用には注意。
<サイリウム>
オオバコ科の植物で、種子の外側の皮に多くの食物繊維が含まれる。
その食物繊維が腸の働きをととのえるため、便秘に高い効果がある。
食べた物の消化吸収を遅らせるため、血糖値の急上昇を防ぎ、コレステロールの上昇を抑えるほか、動脈硬化、高脂血症などの改善効果もある。
水分を含んでふくらむため、満腹感が得られるが、同時に多くの水分を摂ることが大切。
<キトサン>
カニの甲羅やエビの殻に存在する動物性の食物繊維的存在。
悪玉コレステロールを低下させる効果があり、動脈硬化の予防・改善、肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を改善してくれる。
ほかに免疫力を上げたり、腸内に存在する善玉菌を増やす働きもある。
とくに問題視される副作用は知られていないが、カニやエビなどの甲殻類アレルギーを持つ人は避ける。