生活習慣病と健康食品⑨

<高麗ニンジン>
ウコギ科の薬用植物で、漢方では万病薬として特に珍重されてきた。
主な効果は虚弱体質の改善、疲労回復、抗ストレス作用、生活習慣病の予防など。

更年期障害からくる、のぼせやほてりの緩和も期待できる。
中国の漢方書では、内臓の働きを正常にし、精神を安定させ、心臓、脳などあらゆる体の働きを活性化し、長寿に導くとされている。

強い効果を持つハーブであるため、医師などに相談して摂取することがのぞましい。

<Lカルニチン>
体脂肪を燃焼させるのに必要な栄養成分で、肉類(とくに羊肉)に多く含まれる。
リジンとメチオニンという2つのアミノ酸から構成されるもの。

通常は体内で合成することができるが、食生活の乱れや加齢とともにその生産量が落ちてくる。
胃炎の治療に使われていたが、高いダイエット効果があるとして、人気が高まっている。

ほかに、慢性心不全、貧血、認知症の改善などにも効果があるとされる。
ダイエットが目的の場合は、運動する前に摂取するとより効果が期待できる。

<アーティチョーク>
地中海原産のキク科植物で、日本ではチョウセンアザミと呼ばれる。
古くから胃を健康に保つ効果があるとして親しまれてきた。

抽出液は脂肪消化を促す働きがあるため、消化不良、ひいては食欲増進につながる。
ほかにも利尿作用、動脈硬化や貧血の予防、肝臓働きをよくするなどの効能があるといわれている。

<鉄>
体内の赤血球と結びついて、体中に酸素を運ぶ働きをするミネラル。
不足すると、(鉄欠乏性)貧血になる。

特に女性は月経によって体内の血液が一定量排出されるので不足しがち。

鉄分には、動物性の「ヘム鉄」と植物性の「非ヘム鉄」がある。
鉄分というとほうれん草をイメージしやすいが、非ヘム鉄は吸収率が一定でない上、かなり吸収がわるい。

肉類や魚貝類に含まれるヘム鉄の方が吸収率が高く、中でもあさりの水煮缶に含まれる鉄分量はとても多い。
ヘム鉄を摂取するときには、レモンを添えると更に吸収率がアップする。

過剰に摂取しすぎると、鉄なだけあって体を酸化させてしまうので、心臓疾患のリスクが高まるおそれもある。

<葉酸>
たんぱく質の代謝や、遺伝子のもとになる核酸(DNA)の合成を助ける水溶性ビタミン。
ビタミンB12と合わせて摂取することで、悪性貧血の予防・改善に効果的。

動脈硬化やガンなどを予防したり、免疫力を高めるのに役立つ。
また、胃腸の粘膜は生まれ変わるのが早いため、細胞分裂を繰り返すときに葉酸が使われる。

その名のとおり、葉物野菜に多く含まれている。
欠乏症状としては、悪性貧血、神経障害、胃潰瘍、腸機能障害などが挙げられ、妊娠初期に不足すると先天障害をもった子供が埋めれるリスクが高まる。

過剰に摂取しすぎると、じんましんや発熱などの症状が出ることも。

<肉桂>
「にっき」と読む。シナモンと呼ぶほうが馴染みがある。
主成分である「シンナミックアルデヒト」には血管を広げる作用があり、手足の血流をよくしてくれる。

そのため、冷え性・肩こりに効果的。また、月経の悩みや更年期障害にも効くとされる。
そのほか、体を温めることから発汗作用、殺菌作用、胃腸を整える効能もある。

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